代表ごあいさつ

『将来の夢はプロ野球選手』

そんな子供らしい夢を描いてボールを追った少年時代を過ごしました。そして入学した中学一年生のクラスで、オスグッド病で野球ができなくなった同級生と同じクラスになり『怪我で野球ができなくなるなんて…こんな不幸なことがあるのか？』と思いつつ練習に励みました。その２ヶ月後…連日の外周２０周と筋トレの毎日に私の左膝は悲鳴をあげ、後日、『オスグッド病』と診断されました。私はショックを受けつつも、膝の痛みを隠しながら外周を走り続け中学二年生になる頃には左膝のお皿の下は見事に骨が変形して、痛い時には腫れ上がって膝が曲げられなくなるほどでした。それでも夢を諦めたくなかった私は練習を続け、中学二年の秋には肘を壊しました。『野球肘』の診断でした。３ヶ月ほどボールを握れない日々が続きましたがその後、中学では何とかレギュラーの座を掴み取りました。高校に入っても膝の痛みは引かず軟式から硬式ヘボールが変わり練習は質・量とも増えていき肩・肘・腰の故障を繰り返しながらプレーを続けていくうちに『将来は自分のような怪我を繰り返しながらプレーする選手の役に立つ仕事に就きたい』と思うようになりました。進学した大学の硬式野球部で学生トレーナーとして活動するうちに『プロのトレーナーになりたい』、『スポーツ障害、コンディショニングのスペシャリストになりたい』という思いが強くなりました。大学卒業後、地元の岡崎でトレーナー活動をされていた先生に弟子入りし鍼灸マッサージの専門学校に通いながら４年間修行をしました。その間、愛知陸上競技協会トレーナー部や実業団バスケットボール部での活動は野球しか知らなかった私にはとても新鮮で刺激的な毎日でした。２００６年、豊橋市で開業をしてからも陸上・バスケットボール・サッカーなど多くのスポーツを様々なステージでサポートさせていただくことができました。幸運なことに、国内最高峰の試合や国際大会で戦うチーム・選手をサポートさせていただけたのは私の人生にとってかけがえのない貴重な経験となりました。

　現在は拠点を置く豊橋市を中心に、地元の小・中学生から実業団・プロ選手までサポートをしていますが、様々なステージで戦うアスリート達をサポートする中で日々思うことは、

　『勝負所で最高のパフォーマンスを発揮するコンディショニング』

を提供したい、ということです。勝負所はその人によって様々ですが最高のパフォーマンスを発揮したいと思うのはすべてのアスリートが同じだと思います。そんな場面に立ち会い、そのサポートをすることが私の生き甲斐です。これからも変わらず、なるべく多くの現場に足を運びアスリートたちの『勝負所』である試合やレースでサポートを続けていきたいです。